早稲田大学稲継教授への現地調査への同行支援(3月10~17日)

早稲田大学の稲継裕昭教授に同行して、NSW州選挙管理委員会を訪問し、同委員会のトップであるコミッショナーのColin Barry氏から、選挙管理委員会の独立性、地方自治体レベルの選挙への同委員会の関わり方、選挙当日の運営、選挙管理官の役割などNSW州の選挙制度に ついてお話しを伺いました。

他州の選挙管理委員会のコミッショナーが選挙制度を専門としている方ばかりではない中で、Barry氏は、 VIC州の選挙管理委員会のコミッショナー等も歴任されており、当地の選挙制度に精通していることから、NSW州や地方自治体の選挙制度について多角的な 説明をいただくことができました。NSW州では、地方自治体の選挙も含め義務投票を採用していること、選挙当日の選挙活動が認められていること、また、昨 年の地方自治体選挙から一定の条件を満たす場合はインターネットで投票を行うことができるようになったことなど、日本の選挙制度と大きな相違があり、参考 に資することも多いと思われます。

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