全豪地方自治体管理者協会(LGPA)の年次総会&ビジネス・エキスポ2016への参加(5月4日~6日)

5月4日(水)から6日(金)にかけて、全豪地方自治体管理者協会(Local Government Professional, Australia 開催:LGPA)年次総会がクイーンズランド州ゴールドコーストでされました。総会に並行して行われたビジネス・エキスポにおいて、シドニー事務所はブー スの出展を行い、オーストラリアだけでなく、ニュージーランドやイギリスなど他国からも多くの自治体職員が参加するこの機会に、シドニー事務所が行ってい る活動や日本の地方自治体の観光紹介を行いました。

クレアブースでのPRは、総会プログラムの合間の休憩時や昼食時といった限られた時間で したが、ブースには全日合わせ50名程度の人が訪れました。訪問者には、訪日経験がある人や、これから旅行を考えている人など日本に関心を持つ人が多く、 その中には日本の自治体と姉妹都市関係にある自治体職員も含まれていました。クレアの取組に関しては、日豪自治体間の職員交流事業、JETプログラムに関 しての質問、また日本の地方自治体制度についての質問が寄せられました。観光に関しては、ゴールデンルートである東京・京都・大阪・広島などに加え、近 年、オーストラリアでは、冬場の訪日観光が人気とあり、スキーリゾート地である北海道・青森県・長野県について多く質問されました。また、ブース訪問者の 中で、子供(または、本人)が日本語を習っている人や日本の文化に関心があるという人に対しては、JETプログラムの紹介を積極的に行いました。

ブースを訪問した自治体関係者の多くは、クレアの名前は把握していましたが、その活動までには理解が浸透していないようでした。今回のブース出展は、参加者にシドニー事務所の活動についての理解を深めてもらう有効な機会となりました。

ま た、所員はエキスポの合間の時間を利用して、総会の各セッションを聴講することで、現在各国の自治体における地方自治体の課題について学びました。セッ ションにて、多くの講演者は「住民サービスの充実と住民との連携」を強調しており、日本の地方自治体と同じ視点を持っていることが分かりました。

さ らに、セッションの前後の時間に開催された早朝ミーティングや非公式国際ミーティングに招待を受け、オーストラリアの自治体関係者と日豪の地方自治体の課 題について情報交換を行い、シドニー事務所の活動を紹介したほか、今後の連携の可能性に関して話し合うことができました。他国の地方自治体が抱える課題や それらに対する取組、各人の考え方を直に学ぶことができたことは、とても有意義で貴重な機会となりました。

IMG_0785   IMG_0775

カテゴリー: Monthly Reports