国際化時代に対応するまちづくりを目指す美濃加茂市は、姉妹都市候補地として、NSW州ダボ市ヘ88年12月に調査団を派遺した。89年6月2日美濃加茂市にダボ市長以下35名のダボ市民が訪れ、姉妹都市提携の調印式を行った。
翌90年から美濃加茂市からダボ市へ青少年派遣が始まり、91年5月にはダボ市との市民レベルの交流を目指した美濃加茂国際交流協会が発足した。その年から協会は2003年夏までに、延べ130名に及ぶ青少年を派遣し、ホームステイや体験留学を通して、現在もなお交流の輪を深めている。一方、ダボ市からも高校生らが美濃加茂市を訪問、ホームステイや体験留学をし、友好と親善を深めている。
姉妹都市提携10周年を迎えた99年には、ダボ市150周年記念式典に美濃加茂市訪問団が渡豪した。その際にダボ市が建設計画中のエリザベス公園内に、両市の友好の証とする日本庭園を建設する計画があることを知ることとなった。
01年美濃加茂市は、市内にある岐阜県立加茂農林高校造園科生徒による日本庭園のデザインをダボ市に提案した。ダボ市はその提案を受け入れ、高校生デザインによる日本庭園を建設することとなった。 建設はダボ市、美濃加茂国際交流協会、美濃加茂市が共同で行った。 毎年夏に行っているダボ市青少年派遣団に、デザインを手がけた加茂農林高校の生徒と造園科教員も庭園建設協力者として加わり、飛び石の設置作業等にあたった。さらに、現地では建設が難しかった茶室について、日本から職人がダボ市を訪問し、資材・道具もすべて輸送、わずか2週間足らずで「寿里庵(ジュリアン)」を完成し、現地に大きな感動をもたらした。
また、日本庭園を造るからには本格的な庭園に少しでも近づけようと、日本の造園業者がボランティアで作業を行い、同年11月23日に本格的な日本庭園「逍遙園」が完成し、オープニングセレモニーが盛大に開催された。
現在ではダボ市郊外からも多数の来場者があり、また結婚式会場として利用するなど、市民に親しまれている。 04年11月には美濃加茂市政50周年記念式典が開催されることに併せ、ダボ市長はじめ多くのダボ市民が来日する計画もある。
最後に日本庭園完成に合わせてダボ市にて詠まれた詩を紹介する。
As each cherry blossoms opens in the spring time, so shall
our friendship and understanding grow. (春になり桜が開花するのと同じ様に、我々の友好と理解も深まることでしょう) |