調印式を祝うような晴天となった2002年8月22日、南オーストラリア州バロッサ市内のフェィス校劇場ロビーにて、久米南町とバロッサ市の国際姉妹都市提携の調印を行い、両自治体間の新たな交流に向けたスタートを切った。
式典には、久米南町側から河島建一町長をはじめ議会、町内各種団体の代表者10名と中学生、高校生で組織した青少年海外研修団員ら17名の総勢27名が出席。バロッサ市からは、市議会、市役所、市内各種団体代表者とフェィス校生徒ら45名が出席し、和やかなムードの中、提携書への調印が行われ、カウンシルフラッグとともに交換した。
久米南町とバロッサ市との交流は、1998年10月、岡山県・南オーストラリア州友好協会訪問団に当時の木多照之助役ほか5人が参加し、同市を訪問。ブライアン・ハーン市長や議員、市役所幹部職員らと会談。両自治体とも農村地帯で、ブドウの産地でもあることから、交流に向け努力することを約束したことから始まっている。翌年5月からは、久米南中学校とフェイス校(中高一貫校・生徒数600人)がインターネットを活用して交流を開始。当町は、同年8月から毎年、高校生を中心とした訪問団を派遣。市役所表敬訪問やフェィス校で日本語の授業に参加するなど交流を続けており、2001年からは、中学生、高校生を同校生徒宅にホームステイするプログラムを実施している。
このような交流が進む中、2002年1月には、フェィス校からブライアン・エッカマン校長夫妻と生徒ら17名が来町。町内の中学生、高校生宅でホームステイし、交流を深めた。2003年1月には、同校から27名の生徒たちが来町し、本格的な相互派遣が始まった。
姉妹都市調印式では両自治体から次のようなあいさつがあった。「本日は、日本からそしてフェィス校から生徒の皆さんに出席していただいております。皆さんは将来の外交官です。これから末永く続く交流のキーワードは、『理解』という言葉だと思います。言葉の壁は厚く、これから困難が予想されますが、忍耐強く、互いの交流が更に深まることを祈っています」とジョン・アンガス副市長。「教育交流は青少年たちの視野を広げるだけでなく、国際理解、国際貢献などにもつながります。互いにブドウの産地でもありますから、これからは産業、経済面や文化、観光、スポーツなどの分野にも交流の輪が広がることを切に望みます」とは河島建一町長。
両自治体とも国内外の姉妹都市提携は初めてであり、言葉の壁、文化、国民性の違いをお互いに理解し合い、交流の輪を広げて行くこととしている。
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