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サザーランド市は、シドニーの南35kmキャプテン・クックが上陸したオーストラリア誕生の地。面積370km2、人口22万人。東には太平洋を望む美しい海岸線、西と北には草木林が広がり、水と緑に囲まれた地形は、二つの国立公園に指定されている。コンピューター関連企業をはじめとする商工業、カキの養殖等の水産業も盛んで、恵まれた環境による観光事業も市の経済に重要な役割を果たしている。
一方中央区は、日本の首都・東京の中心に位置し、面積10km2、人口84,369人(2002年8月1日現在)と小規模ながら、昼間人口は65万人(平成12年国勢調査)で、江戸以来400年にわたり日本の文化・商業・情報の中心として栄えてきた由緒あるまちである。
1989年、交流先について在豪日本大使館からサザーランド市の紹介を受け、中学生の海外体験学習を初めとして様々な交流を深め、姉妹都市提携に至った。
現在まで中央区から492名、サザーランド市から224名(2002年8月1日現在)の中学生、ハイスクールの生徒が相互に訪問し、一緒に授業を受け、ホームステイにより家族同様の暖かなもてなしを受け、生活習慣を実体験する貴重な経験をしたことになる。
1991年7月に中央区で、10月にはサザーランド市で代表団がそれぞれの地を訪問し、姉妹都市の調印式を行った。その目的は教育・文化・産業等幅広い交流を通して相互の理解と友好を深め両都市住民の福祉の増進を図るとともに、日豪両国の親善を促進することにより世界の平和と繁栄に貢献することにある。
市民レベルの交流としては、1991年から親善写真展が毎年実施されている。特記すべきは1993年末に発生したN.S.W州の大規模火災時のこと。被害を受けたサザーランド市に対し、体験学習した中学生はじめ区民、各団体から多くの見舞金がサザーランド市に送られたのである。これにより友好の絆が強まり、1994年12月には全豪姉妹都市委員会(ASCA)からオーストラリア姉妹都市への国際援助部門「最高栄誉賞」を贈呈された。
1996年に提携5周年、2001年には10周年の記念式典を実施し、この間の相互理解と友情の深まりを確認し、さらなる発展と友愛を誓った。同時に実施した「サザーランド市紹介の夕べ」では、アボリジニの楽器実演紹介やオーストラリアンワインやチーズのサービスもあり満員の盛況であった。
提携11年目を迎え,体験学習をしたサザーランド市の女性と中央区の青年が交際を続けて婚約。姉妹都市提携が取り持ったカップル誕生という嬉しい成果も上げている。
国際化の進展が加速する今日、相互理解のための交流はその重要性を増している。経済情勢は厳しい中が、交流を継続・発展させていくために創意工夫しつつ、さらなる発展を進めていかなければならない。
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