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業務概要

姉妹都市ものがたり

南オーストラリア州
岡山県

産業交流を経て通じて姉妹提携へ
〜会員制度などで住民、学校間の行き来も〜

日本の標準子午線(東経135度)が通過する、豪州大陸中央南部の南オーストラリア州。

国内最大のワイン産地、バロッサ・バレーや、世界的に名高い芸術祭「アデレード・フェスティバル」で有名なこの州と、岡山県との間で1993年に結ばれた姉妹都市縁組。

交流のきっかけとなった産業について、また、その後の各種交流をまとめた。
岡山県知事とオルセンSA州知事
岡山県知事(右)と懇談するオルセンSA州知事

文化交流や教育交流を発端として姉妹都市へと発展する例が圧倒的に多い中で、岡山県と南オーストラリア州が姉妹都市となったきっかけは、県内の水島工業地帯 (倉敷市)に工場を有する三菱自動車が、南オーストラリア州の州都アデレードにも工場を有していたため、水島港とアデレード港との間で物のやりとりがあ り、これを縁として1984年11月に、両港の間で姉妹都市縁組が締結されたことに端を発する。

これを契機に青年、女性、高校生による交流や、岡山県側から知事を団長とする建州150年祭祝賀訪問団の派遣、県職員長期(3カ月)派遣事業、アデレード 博覧会への出展などが行われ、南オーストラリア州側からも、瀬戸大橋開通記念イベントである瀬戸大橋博への出展や州首相の岡山訪問等、様々な分野で交流が 深められた。このような関係が、県と州との交流を姉妹都市に発展させることにつながり、SA州から州首相を団長とする友好訪問団を岡山に迎え、1993年 5月、友好協定の締結に至った。

以来、岡山県と南オーストラリア州は、官民を問わず、人の交流を活発に行ってきている。

南オーストラリア側からは、日本語教師研修団、日本語を学ぶ高校生、民間が企画する日本語研修団、州政府から県への研修生などが派遣されてきており、岡山 側からは、英語教員、畜産の担い手、高校生などを派遣しているほか、1994年にはアデレード・インターナショナル・エキスポ94に出展した。

また、県の国際課に事務局を置く、岡山県・南オーストラリア州友好協会(1988年設立)では、毎年、会員および県民を募って南オーストラリア州を訪問 しており、州政府や、アデレード市をはじめとする州内の地方自治体を訪問して、行政制度に関するレクチャーを受けたり、多民族、多文化な風土、豊かな自 然、生きた英語、そして親切な人々と触れる機会を提供することにより、両地域の住民レベルでの交流の架け橋となっている。現在では、会員数も、個人会員が 約270名、法人会員が約50カ所にまで増えている。

このほか、県内の国際交流団体である岡山青年国際交流会も、毎年オーストラリアへスタディー・ツアーを出しており、多数の若者がオーストラリアの地で貴重な経験を積んで帰国している。

さて、県と州との交流を縁として、市町村間、あるいは学校間での交流も活発に行われている。市町村では、交流が姉妹都市縁組みにまで結びついたものが3 件あり、より住民に近い所での国際交流が展開されている。また、学校レベルでの交流では、4つの高校、4つの中学校、1つの小学校で姉妹校としての交流が 進んでいる。

南オーストラリア州を縦断する東経135度、この日本の標準子午線は、岡山県のお隣、兵庫県を通過する。すなわち、南オーストラリア州と岡山県との間の 時差は、0(ゼロ)に等しい。姉妹都市を県の国際化を進める上での一つの拠点とし、南オーストラリア州との市民レベルの交流を今後も支援していきたいと考 える岡山県にとっても、うってつけの条件ではなかろうか。

memo >>
 オー ストラリアの州と、日本の都道府県との間の姉妹提携は6例を数える。提携順にVIC州が愛知県、WA州が兵庫県、NSW州が東京都、QLD州が埼玉県及び 大阪府、そして今回紹介したSA州が岡山県の6つだ。残るはタスマニア州と北部準州。ちなみに、北部準州ではダーウィン市をはじめ、いまだ日本との姉妹都 市締結例は存在しない。

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